第38回奨励賞受賞者を掲載しました

オリエント学会

名誉会員三笠宮崇仁さまご逝去

 本日、三笠宮崇仁さまのご逝去の報に接し、日本オリエント学会会長として深い悲しみに堪えません。三笠宮さまは、1954年の本学会設立時に初代会長に就任され、その後長い期間にわたって日本におけるオリエント学の発展にご尽力いただきました。会長ご退任後も名誉会長をおつとめになり、現在に至るまで名誉会員として本学会の活動にご支援いただいておりました。とくに御著作『古代オリエント史と私』(学生社 1984年)の印税は、本学会にご寄附いただき、それを核にした基金で現在、三笠宮オリエント学術賞を運営しております。

 三笠宮崇仁さまは、お忙しい御公務のかたわら、オリエント学の研究や教育にも熱心に取り組まれました。東京女子大学、天理大学、東京芸術大学など多くの大学で講師を務められ、また著作、論文、翻訳を多数発表されました。上記のものの他にも御著作としては、

『帝王と墓と民衆—オリエントのあけぼの—』1956年
『乾燥の国—イラン・イラクの旅—』1957 年
『ここに歴史はじまる』(大世界史第一巻)1967年
『古代エジプトの神々—その誕生と発展—』1988年
『文明のあけぼの—古代オリエントの世界—』2002 年
『わが歴史研究の七十年』2008 年

などがあり、古代オリエントの研究やその知識の普及にたいへん力を注がれました。

 国内外で開催された国際的な研究集会への御参加、内外の諸大学の名誉学位受領、海外の学術機関の名誉会員推挙など、日本のオリエント学の世界的な認知にもご貢献いただきました。

 このような三笠宮崇仁さまのオリエント研究への貢献、そして本学会への長きにわたるご支援に感謝し、謹んでご冥福をお祈りいたします。

2016年 10月27 日

一般社団法人日本オリエント学会会長
近藤 二郎

オリエントとは

文明のふるさと、そして激動するイスラーム世界の中心

農耕と牧畜の起源の地
古代メソポタミア都市文明とエジプト文明の地
旧約聖書の世界
キリスト教とイスラームの誕生の地

そして
石油資源の宝庫と世界戦略の焦点

日本オリエント学会は、1954年に三笠宮崇仁親王殿下の提唱により設立され、1963年から社団法人、2013年からは一般社団法人となった学術団体です

会費振込先

・郵便振替口座: 00150-4-34662

・銀行口座: 三菱東京UFJ銀行新丸の内支店(普)4343415

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