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講演会のお知らせ

定例講演会(公開)を下記要領で開催します。

日時 2009年5月23日(土)午後1時30分〜3時
場所 東京天理教館 9階ホール (東京都千代田区神田錦町1-9)
題目 「インド人仏教徒はなぜ仏像を創ろうとはしなかったのか?―布施・生天・到彼岸・樹精」
講師 田辺勝美(本学会理事・中央大学総合政策学部教授)

聴講無料・申込不要
問い合わせ先: 本学会事務局 電話03-3291-7519

講演要旨

釈迦牟尼仏陀(釈尊)の没後、数百年間インド人仏教徒は釈尊の肖像・礼拝像 たる仏像を製作することはなかった。その理由・原因を、仏教独特の「布施」か ら解明する。布施は現世利益(世間)と来世利益(出世間)を目指す。現世利益 (例:子宝)は布施に応じてヤクシャなどの樹精、神々や天部が授与する。一 方、来世利益は釈尊(仏塔=舎利の中に現存)に関係する天界往生、到彼岸(涅 槃)である。ただし、それを確約するのは導師たる釈尊ではなく布施そのもので ある。つまり、来世利益に相応しい布施があれば、救済者ではない釈尊もその礼 拝像も不要となる。仏像創始はこのような布施観が変化したクシャン朝時代まで 待たねばならなかった。

以上。


 
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